高脂血症

高脂血症

高脂血症

悪玉コレステロールを下げるだけではなく、
運動による機能改善をめざします

心筋梗塞、脳梗塞は日本人の死因の上位を占めていますが、その原因となるのが動脈硬化です。
動脈硬化を防ぐには、コレステロールの管理が重要です。
高脂血症は、このコレステロール値や中性脂肪値が高い状態をさします。
現在学会では、コレステロールが動脈硬化を誘発する原因として、コレステロールが血管の壁に取りこまれることで血管内皮細胞の機能に障害が起きるためとする考えが主流となっています。そこで当院では、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を下げる治療を行いますが、血管壁の機能障害の改善を視野に入れた運動療法を必ず行っていただくよう指導しております。
当院の高脂血症の治療は、まずは血管壁の状態を観察することからスタートし、悪玉コレステロールを下げつつ、同時に血管壁の機能改善の努力をしていくことを、方針としております。

コレストロール値をチェックしましょう

かつての健康診断では、コレステロール値は「総コレステロール」と書かれていましたが、現在は「HDLコレステロール」「LDLコレステロール」に分かれています。
HDLコレステロールとは、血中コレステロールの余剰を回収する、いわゆる「善玉コレステロール」のことです。一方のLDLコレステロールは、逆にコレステロールを運んでくる働きを持つため「悪玉コレステロール」と呼ばれます。

悪玉だからと言って、ないほうがいいわけではなく、この善玉・悪玉の量のバランスがとれている状態が健康な状態です。
ところがこのバランスが崩れてしまうと動脈硬化の原因となる「プラーク」という塊が血管の中に作られてしまいます。

悪玉÷善玉で、状態の変化を評価します

コレステロールのバランスを見るひとつの基準として、「悪玉」を「善玉」で割る方法があります。
割った数値が「2.0」より大きいか小さいかに注目します。

LDLコレステロール÷HDLコレステロール=2

を超えるなら危険信号ということになります。
つまりコレステロールは「量」ではなく「比率」で見る必要があるのです。

この計算方法で、ご自分の診断結果がどう変化しているかを確認してください。
その変化を目安に、生活習慣を見直したり、医師の指導を受けたりといったことを検討すれば、動脈硬化を予防し、将来の心筋梗塞や脳梗塞のリスクを避けることができます。