循環器内科

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高血圧・高脂血症・睡眠時無呼吸症候群

高血圧・高脂血症・睡眠時無呼吸症候群といった症状は、いわゆるメタボリックシンドロームと診断される方に多く見られるものです。
その原因は多岐にわたりますが、心臓および呼吸器由来の場合も多々あります。
動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などといった深刻な事態を招きかねないものでありながら、どれもなかなか自覚するのが難しいのが特徴です。
そのため定期検診や他の病気に関する検査で指摘されたという方がほとんどです。

高血圧

高血圧

将来起こる合併症を見こしつつ、高血圧を改善

日本人は食事で塩分をとり過ぎる傾向があるため、高齢になると多く見られる疾患です。
高血圧の治療にあたっては、まず「なぜ血圧が上昇したのか」を確認します。
高血圧の改善には、第一に食事療法・運動療法が重要であり、そのためには患者さまに生活習慣の改善と疾患に対する理解をしていただく必要があるからです。
また降圧剤には多くの種類がありますが、ただ血圧を下げるための処方は行いません。
患者さまの年齢や体調を見て、予想される合併症を予防するための臓器保護作用を持つお薬を使用します。
動脈硬化がすでに始まっていると思われる患者さまには、合併症を予防するための他の薬も併用します。
特に糖尿病や腎機能障害の患者さまに対しては、より厳格にコントロールしていきます。

不整脈の治療は慎重に

不整脈というとすぐに「死亡原因になる」「重篤な症状を引き起こす」と考えがちですが、それは不整脈の中でも一部のものです。
不整脈の治療で大切なことは、
  • その不整脈がどのような種類・パターンのものか
  • その不整脈が、1日何回出ているのか
  • 不整脈を誘発している可能性が考えられるような、別の心臓病にかかっていないか

を確認することです。
別の心臓病があるならば、積極的にその治療を行えば不整脈は減少しますし、自覚症状も改善して死亡リスクも減少します。
不整脈のお薬を使ったことでかえって悪化するタイプの心臓病もありますので、不整脈の治療は慎重に行う必要があります。
そういったリスクの少ないタイプの不整脈の患者さまには、まずはその旨を充分に説明いたします。

しかしそれでも不安だということであれば、不安感から脱却できるよう一定期間の内服治療を行い、徐々にそれを減量、中止していくよう導いてまいります。

狭心症は早期発見・早期解決を

狭心症は、心臓の血管(冠状動脈)が狭くなって血液の流れが悪くなったことで起こります。
さらに症状が進行すると心筋が死んでしまい、「急性心筋梗塞」となりかねません。
①冠状動脈が狭くなり、血液が流れる量が減少。
②心臓の、冠状動脈が栄養を送っている部位の収縮力・速度が低下。
③心電図に一定以上の変化。
④狭心症の症状を自覚するようになる。

これらの過程を経て狭心症の自覚症状がはじまります。
つまり第3段階までは無症状ということです。
そのため生活習慣病など、狭心症リスクのある患者さまには早期発見の必要性をご理解いただきたく思います。
当院では、第2段階、第3段階での症状発見のため、定期的な運動負荷心電図による検査をお受けいただくようお願いしています。

高脂血症

コレステロールや中性脂肪の値が高くなると、高脂血症と呼ばれるようになります。
これは血管を硬くして動脈硬化の原因となり、心筋梗塞・脳梗塞の原因となるため注意が必要です。
投薬治療はもちろんですが、適度な運動療法や栄養療法も取り入れていくことが大切です。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に10秒以上、呼吸が停止してしまう病気です。
しっかり睡眠がとれないために、日中に突然の眠気に襲われて事故を起こすなど、社会問題としてもよく知られています。
高血圧・高脂血症・糖尿病、また動脈硬化などを誘発するリスクもあります。
主に上気道が閉塞することによって発生し、そのような症状が1時間に5回以上、もしくは1晩7時間に30回以上起きていれば「睡眠時無呼吸症候群」とされます。
患者は成人男性の4%、成人女性の2%ほどとされ、特に30代なかばを過ぎた男性に多く見られます。